食・農・カフェで社会とつながる、社会とつなげる  ・ 第2回「ビジネスと福祉の融合でソーシャル・ビジネス!」は、終了しました。各分野から幅広い職種・年代層の方々が参加され、福井さんの講演後、活発な質疑応答がおこなわれ有意義なセミナーとなりました。



10年前、大学の職員として勤務していた福井佑実子さんは、障がいのある人の役に立ちたいという漠然とした思いから、日々の仕事を通して、障がいのある人の仕事づくりに関わり始め、ある時、ビジネスで社会に貢献するソーシャル・ビジネスという方法を知りました。
その後、仕事の一環として、オーガニック弁当のデリバリー事業を始め、2008年に正式に起業して、株式会社プラスリジョンを設立し、ブランド力のある地産野菜を使った、有機農業と福祉の融合モデル「オニオン・キャラメリゼ」を開発し事業化しました。
障がいは個人に属するものではなく、環境に依存するものという強い信念のもと、障がいのある人の働く場づくりをミッションに、それをビジネスを通して実現すべく日々奮闘しています。今回は、福井さんをお招きして、プラスリジョンの事業をご紹介いただきながら、普通のOLだった福井さんが、小さな一歩を踏み出して社会起業までに至った経緯と、ビジネスとしての今後の課題などについてお話しいただきます。
障がいのある人の就労に関する現状と課題についても、参加者の皆様とご一緒に考える機会になれば幸いです。

日時:  2011年12月3日(土) 15時30分~17時00分
場所:  早稲田大学早稲田キャンパス11号館9階907教室
ゲスト:株式会社プラスリジョン 代表取締役 福井 佑実子 氏

【ゲストのプロフィール】

民間企業、国立大学産学連携組織勤務を経て現職。2008年株式会社プラスリジョン設立。社名プラスリジョンには、常に「プラスする」のは「リジョン(融合)」の視点で、という活動方針を込めている。農業分野との融合事例として、ソトコト“心を動かす社会貢献プロダクト30”に選ばれた「オニオン・キャラメリゼ(玉葱あめ色炒め)」のプロデュース実績がある。ETIC.主催STYLE2004入賞(2004年)、NEC社会起業塾6期生(2007年)、SVP東京協働採択(2009年)、大阪府第4次福祉計画策定委員

定員 : 30名
主催 : 早稲田大学ソーシャルアントレプレナー研究会(WSEI)